【モンスター】のお客さまを作る手順。
ネイリストまっちょです。
初めましての方、
自己紹介はこちら＾＾
今日の題名、
モンスターのお客さん・・・
出会った経験ありますか？
作ってしまった事、ありませんか？
“お客さまがモンスターへ”
なる前の出会い
４年ほど前、まだサロン開業ほやほやな私。
新規のお客さまからご予約を頂きました。
そのお客さまは、
とてもネイルアートが大好きな方。
ネイルアートといってもエンボス
(アクリルパウダーとアクリルリキッドを
合わせて粘土を持ったものを、筆で直接
爪の上に乗せてアートしていく技法)
で作る立体のお花がお好みでした。
私がエンボスでアートを使用したのは、
検定の時と、サロンで少し練習したぐらいで
確実な技術はありませんでした。
“泥沼への入り口へ”
ですがエンボスのオーダーをうけた私は、
『できません』
が言えず・・できる！と過信して
オーダーを引き受けてしまいました。
そしていざエンボス！
自分的にはギリギリお花かな？
というレベル。
お客さまからは幸いなことに
とても喜んでいただけました。
そしてお会計。
エンボスの金額をはっきりと
決めていなかった私は、
料金割り増しにすることなく、
通常の料金を頂きました。
そのお客さまは、毎回
３Ｄとアートのコンビをオーダー。
施術時間は通常の倍ちかく掛かるのに対し、
いただく代金は通常料金。
“どんどん悪化する
モンスターのお客さま”
初めは、お客様が喜んでくれたら！
と感じていた気持ちも、
徐々に体力的にも精神的にも
限界を迎えました。
そんな中でも
お客さまの要求は大きくなるばかり・・
『明日用事あるから
朝７時くらい無理かな？』
『このネイル、友達に見せたら○○柄じゃない
といわれたからやり直して』
『鍋をカネタワシで洗ったら
アートが剥げた』
あげくの果てには、遅刻に無断キャンセル。
でも、１番びっくりするのは、
当時の私はこの要求に
全て応えていたこと。
しかも料金を頂かずにです。
“本当のモンスターは
自分自身の自信の無さ”
なんでここまでお客さまとの関係が
崩れたのか？
最悪なものになっていったのか？
簡単です。
技術にも対応にも自信が無い私は、
ＮＯ！
とはっきり言えなかったからです。
・お客さまがきてくれなく
なったらどうしよう。
・嫌われたらどうしよう。
・自分の技術が間違っていたらどうしよう。
・トラブルになったらどうしよう。
・収入がなくなったらどうしよう。
目先の利益、
逃げることばかりを考えていた自分。
実は私がお客さまをモンスターに
作り上げてしまった張本人だったのです。
“実は技術以前に
重要な事”
自分が自分の技術を過信せず、
できないことはきちんとお断りを入れる。
もちろんそれだけではなく、
お客さまのことを思ったフォローも入れる。
放っておくと、積もり積もったものは
どんどん大きくなり、
いつか自分がその対応をせざる
負えないときがきます。
このお客さまとは最後、
ケンカ別れのようになってしまいました。
対処にも時間がかかりました。
“本当にお客さまの為ですか”
【お客さまを思って】
の方向を間違うと、
思わぬトラブルを引き起こします。
自分ができることとできないことの判断。
お客さまとの関係をより良いものに構築し、
自分もお客さまも守る手立て。
意識をしっかり持つこと
が、プロへの１歩となります。
今日も最後まで見ていただき、
ありがとうございました＾＾
Ｐ．Ｓ
今日はサロン初めて間もない、
ビビリん坊だった頃の私を描いてみました。
誰だって初めはこわくて、
方向を間違ってしまったりします。
気づいて進路を建て直し、
それでも進んでいくことで自身の成長になります＾＾
まだまだ寒いですね・・
スルメ食べながらパソコンのお守りです。
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